Unseen Photo Festivalで気鋭の日本人写真家6名による
グループ展がスタート

アムステルダムで始まったIMA主催の展覧会「LUMIX MEETS BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #4」の現地レポート。

23 September 2016

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LUMIX MEETS BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #4

Photo: Dustin Kort

現代写真の中心地、アムステルダムで9月16日(金)に「Unseen Photo Festival」がスタート。IMAは、フェスティバルの関連展示として「LUMIX MEETS BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #4」を主催中だ。これまでに雑誌『IMA』で紹介してきた石野郁和、宇田川直寛、東加奈子、石橋英之、清水はるみ、駒瀬由宗ら6名の新鋭たちが参加。同名での展示は、パナソニック/LUMIXのサポートで、若手日本人写真家が世界に羽ばたくきっかけをつくるプロジェクト。パリ、東京に加え、4年間となる今年、初めてのアムステルダム参戦となったが、若手写真家発掘の場として世界の注目を集めるUNSEENでの発表は、彼らにとっても俄然、期待が高まる。

欧米では、森山大道や荒木経惟をはじめとする巨匠写真家はすでに浸透していても、日本写真全体では知られる余地がまだまだ多く残されている。今回の展示ではスナップショットだけでなく、セットアップ、モンタージュを駆使したり、映像やインスタレーションで見せるなど手法も表現もそれぞれに異なる多様な作品が揃った。それゆえ、訪れる現地の人たちの琴線に触れるポイントもさまざまなようだが、色彩感覚、展示方法、コンセプトなど、若手日本人たちの斬新なアイディアは現代写真に目の肥えた現地の人々もヴィヴィッドに反応している様子。

個々の作品は異なる方法論ながらも、世界と自分との接点、つまり世界をどう感じ、どのようにアウトプットするかはすべての根底に共通するもの。若き新鋭たちのみずみずしい表現を通して、日本で生まれたばかりの感性をそのままアムステルダムへ届け、現地のリアルな反応を得られることができたようだ。

世界各国から写真界のプロや写真ファンが訪れるフェスティバル後半には、作家たちによるギャラリートークや石野による即興イベントなども開催される予定で、批評家やギャラリストなどの反応も楽しみなところ。メイン会場では、オランダを代表する写真家アントン・コービンのキュレーションによるグループ展「TOUCHED」も開催中。ここでは、横田大輔とネルホルの作品も展示されている。

街が最も盛り上がる「Unseen Photo Fair」は9月23日(金)から25日(日)まで。アムステルダムの現代写真ウィークは始まったばかりだ。

*アムステルダム会場にて、9月24日(土)17:00~19:00に東加奈子、石野郁和、石橋英之、宇田川直寛、清水はるみが在廊。会期は9月25日(日)まで。

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