野口里佳の個展が六本木、タカ・イシイギャラリーで10月7日(土)まで開催中。
同所では初となる野口の個展。今回は昨年ベルリンから帰国した野口が、今年新たな活動拠点として居を構えた沖縄にて撮影した新作約12点が発表される。
本展で発表される大判カラー作品「海底」は、野口が発表してきた「潜る人」「星の色」に続く水中写真の新作。沖縄の海で撮影された本作には、太陽の光の届かない周囲をライトで照らしながら海底に立つ、ダイバーの姿が登場。海に向かうダイバーとの偶然の出会いから、その背中を追った「潜る人」シリーズを「月面に行こうとした作品」と語り、誰もいない与那国の美しく青い海と海底遺跡を写した「星の色」シリーズを、「潜る人」の前日譚と位置づけている野口。3作目にあたる本作では、月面に降り立った野口が見出したものを感じ取ることができるだろう。
なお本展の関連イベントとして、代官山フォトフェア内で野口と平野啓一郎によるトークイベントも開催される。
タイトル | 「海底」 |
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会期 | 2017年9月9日(土)〜10月7日(土) |
会場 | タカ・イシイギャラリー(東京都) |
時間 | 11:00〜19:00 |
休館日 | 日月曜、祝祭日 |
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