21 October 2016

complex665 Opening Report

六本木に新しく誕生するギャラリービル「complex665」に集結する3ギャラリーをIMA編集部がレポート。第2弾はタカ・イシイ・ギャラリー。

AREA

東京

21 October 2016

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六本木が東京のアートの中心地に、待望のギャラリーコンプレックスが誕生! | How to DISappear in America

Ei Arakawa in collaboration with Dan Poston, Stefan Tcherepnin, How to DISappear in America, 2016, photo by Gayla Fierman, courtesy of Taka Ishii Gallery

Gallery 2. タカ・イシイ ギャラリー 石井孝之

石井孝之

Photo: Kenji Takahashi

1.(2020年にオリンピックを控えた)東京のアートシーンはこれからどうなっていくとお考えですか?

パリの某ギャラリーの六本木出店や、ニューヨークの大ギャラリーの東京進出も噂されています。メガシティにも関わらずガラパゴス状態だった東京も、香港やロンドンのようにもう少し国際的になってくると思います。

2.そんな中、六本木を新しい拠点に選ばれた理由、そして期待することは?

夜の街からアートタウンへと変化を遂げた場所なので、より多くの人達に作品を見て感じてもらえる場所だと思いました。ここから世界中に情報を発信し、東京のアートシーンを盛り上げていきたいと思います。

3.国内外に向けて、complex665からどんなアートを発信していきたい、どんなアート活動をしていきたいとお考えですか?

ベルリンやアントワープなどで行われている、その地域の全ギャラリーがオープニング・レセプションを同時に行う、ギャラリー・オープニング・ナイトなどができればと思います。

4.日本のアーティストに期待することは?

特にありません。自分を信じて作品を黙々と制作し続けてくれればよいと思います。

5.日本のアート界に足りないものは?

美術館、ギャラリー、美術学校などの繋がりがないこと。もうすこし連携して若手アーティストをサポートするプロジェクトを組んで欲しいです。

6.写真ファンである『IMA』読者に、おすすめの所属アーティストとその作品の魅力は?

村上華子の作品は、写真の古典技法や活版印刷など、過去のものとされるメディアに焦点をあてた緻密なリサーチに基づいて制作されています。現在デジタルデータとして無限に複製することが可能になった写真を「歴史上の先祖に送り返そう」とする意図があり、アナログからデジタルに既に移行してしまったこの時代の真っ只中に我々がいることを感じさせる作品です。

7.アートを買ってみたいという人に一言。

コレクションしてみて自宅の壁に掛けた瞬間、アートの魅力とパワーに気づくと思います。

8.こけら落とし展の見どころを教えて下さい。

今回のオープニング展に合わせて、国内外の作家達に新作を制作してもらいました。それぞれのアーティストの現在が分かる展示となるでしょう。

complex665 Opening Report

2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。

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