IMA 2013 Summer Vol.4

特集:来るべき写真家のために

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いつの時代も、新しい才能は絶えず現れる。その新しい才能の出現を後押しするのは、歴史のうねりや人々の欲望だったり、ときにはテクノロジーの進化だったりする。

1億総フォトグラファー時代といわれるいまなお、「写真は終わった」という悲観論を聞き飽きたいまなお、若者たちは写真の新しい可能性を目指してますます血気盛ん。写真表現の常識を超えたユニークな才能が次々に登場している。

新しい才能の中には見慣れない表現ゆえに、違和感を感じる写真もあるかもしれない。しかし、孵化したばかりの作品を理解しようと試みることは、私たちがいま住んでいるこの世界と向き合うことであり、ひいては、遠からぬ未来を予測することでもある。だから、来(きた)るべき新しい才能を歓迎しよう。

PRICE:1,429円+tax

CONTENTS

巻頭ストーリー アンドレアス・グルスキー
文=山形浩生/和田京子

特集 来るべき写真家のために
「Paint Paper Palms」サム・フォールズ
文=クリストファー・シュレック
「The Great Unreal」タイヨ・オノラト&ニコ・クレブス
文=ダン・アビー
「site」横田大輔
文=ダン・アビー
「The Edge」アレキサンダー・グロンスキー
文=タカザワケンジ
「螺旋海岸」志賀理江子
文=タカザワケンジ

次に世界を震わせる写真を撮るのは誰か?
ヴィヴィアン・サッセン/イナ・ジャン ほか

現代若手写真をめぐる断片
文=ホンマタカシ

「アイデンティティ・クライシスの先にある写真の未来」
文=マーク・フューステル

ソフィ・カルと写真、その共犯関係についての考察

マーティン・パーのニッポン写真ツアー密着日記

「Photographs」サイ・トゥオンブリー
文=堀江敏幸/和田京子

「江ノ島」坂田栄一郎
詩=谷川俊太郎

Contributors

2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。

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