イナ・ジャン新作展「Mrs. Dalloway」
近代絵画の断片を流用したコラージュ作品

イナ・ジャン「Mrs. Dalloway」展が、5月28日(日)まで東京・恵比寿のG/P galleryで開催中。

EXHIBITION

21 April 2017

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in her own room

in her own room, 2017, archival pigment print ©︎ Ina Jang, Courtesy of G/P gallery, Tokyo

イナ・ジャンは1982年、韓国生まれ。2012年、ニューヨークのスクール・オブ・ヴィジュアル・アーツを修了後、オランダ「Foam Talent」(2011)や、ポール・ハフ・アワード(2012)にノミネートされるなど、いち早くから注目を集めてきた。資生堂『花椿』、『CR』などのファッション誌をはじめ『The New York Times Magazine』、『the British Journal of Photography』にて継続的に作品を発表する一方で、韓国のデグフォトビエンナーレ、ニューヨークやチューリッヒの展覧会に参加するなど、ファッション写真と現代写真のスタープレイヤーとして活躍の場を広げている。

ジャンは以前よりカットアウトの手法を用い、フィジカルにもデジタル上でもレイヤーを巧みに重ね、プレイフルな写真作品を発表してきた。今回発表する新作「Mrs. Dalloway」(ダロウェイ夫人)は、モダニズム文学を代表するイギリスの女流作家ヴァージニア・ウルフの作品を伏線に、ネガフィルムで複写した近代絵画の断片を流用し、コラージュした写真作品。

小説の登場人物らしき像、あるいは日常に流通している女性像や静物画が示唆されるものなどバラエティに富むが、抽象的で曖昧さを保ちつつイメージの決定性からも逃れているようにも伺え、オリジナリティと複製、見る・見られるといったジェンダーの関係性、固有性と匿名性など写真をめぐるさまざまな問題の境界へと観るものを誘う。

タイトル

「Mrs. Dalloway」

会期

2017年4月13日(木)~5月28日(日)

会場

G/P gallery(東京都)

時間

12:00~20:00

休廊日

月曜(祝日の場合は翌日)

URL

http://gptokyo.jp/archives/3812

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