これまでにない新たな領域に踏み出す、
野村佐紀子「ノクターン」展

野村佐紀子「ノクターン」展が、12月4日（土）から山形県・東根市公益文化施設 まなびあテラスで開催される。

まなびあテラス開館5周年を記念して開催する本展は、写真家・野村佐紀子が、2019年より二年にわたり山形県東根市を訪れ、独自の感性で撮り下ろした写真展。野村の写真は地域の新たな心象をとらえるとともに、野村にとっても、これまでにない新たな領域に踏み出すものとなっている。

3部で構成される本展の第1部は、野村が世界的な評価を受け、国内外でこれまでに発表した作品シリーズから長澤章生（Akio Nagasawa Gallery／Publishing）が厳選した作品による「野村佐紀子の世界」。第2部は、野村が出会った「まちの情景」と「ひとの情感」が共鳴する「HIGASHINE」。東根のティーンズをはじめ、さまざまなモデルたちが登場し、撮影地・東根の魅力と多様性を野村の感性が写し出す。展覧会本編として「ノクターン」と題した第3部は、野村の新境地をひらくものとなっている。その写真は、夜の闇にありながら明日を想う夜想曲ノクターンのように、闇の中を手探りで進む私たちの心奥に微かな光を想起させる。また本展はすべて東根市内で撮影された作品によって構成される。

なお、本展とともに写真集『ノクターン』も同時発刊されるほか、12月4日（土）・5日（日）の18:00から、大切な人との2ショットを野村がイルミネーションをバックに撮り下ろす特別撮影会が開催される。