立木義浩写真展「SOMEONE ELSE」が、9月30日(土)まで馬喰町・Kiyoyuki Kuwabara Accounting Galleryにて開催中。
立木は1950年代にカメラマンとしてのキャリアを開始して以降、出版・広告の分野を中心に、芸能、ポートレイト、ヌード、ファッションなどの表現を通じて、日本商業写真の発展に貢献し続けてきた。1970年代以降は国内外を問わず、仕事で赴いた旅先などで現地の人物や風景を積極的に撮影するようになり、2000年代以降はいくつかの雑誌連載の仕事をきっかけに、自らの拠点である東京でも日常的にスナップを撮りためるようになっていった。
本展は、立木の最新作品集『七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を』から抜粋された作品36点を展示。作品集では立木がここ数年、東京都内を中心に日本国内のさまざまな場所で撮影した新作スナップ群およそ1,000枚の中から、6組の編者が16頁ごとに選び・並べ・構成を担当するというユニークな試みがなされている。
本展示内容もこの作品集での意欲的な実践を頼りに、この6組の編者の異なる視点を通して立木作品を並べることで、写真というメディウムに本来的に備わる解釈可能性の豊かな広がりと、つねに時代を鋭く、美しく、可笑しく切り取り続ける立木の、遊歩者としての変わらぬ写真精神とを、同時に堪能するための機会を提供している。
タイトル | 「SOMEONE ELSE」 |
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会期 | 2023年9月13日(水)~9月30日(土) |
会場 | |
時間 | 15:00〜21:00(最終日は18:00まで) |
休廊日 | 日~火曜 |
URL | https://www.facebook.com/events/2192377787627919/2192377824294582/ |