12 December 2024

Ginza Sony Parkで坂本龍一展。特別な音響作品やライゾマ真鍋もコラボ

12 December 2024

AREA

東京

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KV

坂本龍一が遺したものを共有化し、未来のクリエイターのために利活用することを目指す「sakamotocommon(サカモトコモン)」が、初号プログラム「sakamotocommon GINZA」をグランドオープン前のGinza Sony Parkにて、12月16日~25日の期間開催する。
 
「sakamotocommon」は、次世代を担う若い才能が坂本龍一の精神を継承し、未来へと続くクリエイティブなコミュニティを築くために、坂本の知的財産を公共的・文化的に活用し、未来へと残す活動を行う団体行う団体。2023 年に逝去した坂本が“遺したもの”を共有化し、これからの文化の発展に寄与することを目指している。

今回、人間がふだん知覚することのできない「電磁波」をセンシングし可視・可聴化する坂本龍一と真鍋大度(Studio Daito Manabe, Rhizomatiks)のコラボレーション作品「Sensing Streams GINZA」を旧ソニービルの面影が残るGinza Sony Parkの地下空間で体験できるほか、別の空間では坂本龍一が日々採集していた雨の音や風の音など、7つのフィールドレコーディング素材(収録された年代と場所が異なる7つの音源)をこの企画のために360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)ミックスした立体音響と、坂本龍一が自ら乃木坂ソニー・ミュージックスタジオで360 Reality Audio制作に立ち会った最後のアルバム『12』 360 Reality Audioバージョンを、会場に設置されたスピーカーで聴くことができる。

まわりには、坂本龍一が生前より進めていた図書構想である「坂本図書」を実現する場として、坂本龍一が所蔵した書籍がフロア内に点々と置かれ、それらを自由に閲覧することもできる。またもうひとつのフロアでは、まだ工事中のGinza Sony Parkの空間中央に本人が所有していたOpera Pianoが設置され、坂本の曲『Merry Christmas Mr. Lawrence』などの本人の演奏データが自動演奏で再生される。

開催期間中には、sakamotocommonアドバイザーに名を連ねる齋藤精一(パノラマティクス)や若林恵(黒鳥社)を招いてのトークイベントや、東北ユースオーケストラの演奏会、坂本龍一のピアノ調律師である酒井武による親子向けのワークショップ「ピアノの仕組みを知ろう!」も開催。

本プログラムは、sakamotocommonのクラウドファンディングに参加した方のみ入場可能。

タイトル

『sakamotocommon GINZA』

会期
2024年12月16日(月)~12月25日(水)
時間
11:00~19:00(予定)
 
※12月22日(日)は「東北ユースオーケストラ in Ginza Sony Park」実施のため、 4FのOpera Pianoは、15:30までの入場
※12月23日(月)は「sakamotocommon 構想会議」実施のため、B2のSensing Streams 2024 – invisible inaudible (GINZA version)は、16:00 までの入場
場所

Ginza Sony Park(東京都中央区銀座5-3-1)

 

休館日

なし

URL

https://thethirdgalleryaya.com/

PHOTOGRAPH: MIKIKO

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