野生の与那国馬を12年にわたってとらえた岡田裕介「その背中を風が撫でて－Horses in the wind－」展

岡田裕介「その背中を風が撫でて－Horses in the wind－」展が10月12日（火）より恵比寿・弘重ギャラリー、11月2日（火）より京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスクにて開催される。

僕の髪を乱したその風は、彼らの無骨な背中を撫でていった。穏やかで大人しい彼らのたてがみが踊る。広大な空と海に囲まれた与那国島の岬で、彼らとその風と遊んでいたら12年もの月日が経っていた。これはただ僕が見つめ続けた彼らへの眼差しである。—プレスリリースより

National Geographic写真賞の受賞を機に世界を舞台に写真を発表し、旅を続けてきた岡田。沖縄の海に魅了され石垣島に移り住み、島々を巡って撮影をしていた岡田は、最後に与那国島を訪れた。そこで海よりも心惹かれたのが、小さな体と穏やかな性格をもつ在来馬“与那国馬”だった。本展では、日本の最西端・与那国島に生きる野生の与那国馬と12年にわたって向き合った新作が展示される。また、同タイトルの私家版写真集『その背中を風が撫でて－Horses in the wind－』が10月12日（火）に発売。作家のオンラインストアと写真展会場にて販売される。