国際写真賞プリピクテの東京巡回展「プリピクテ『FIRE（火）』」が、東京都写真美術館で2022年1月23日（日）まで開催中。
プリピクテとは、2008年にスイスのピクテグループによって創設され、写真を通してサステナビリティと環境に関する議論や対話を引き出すことを目的にした国際写真賞。プリピクテは約18カ月のサイクルで毎回ひとつのテーマを設け、昨今の最も緊迫した社会問題・環境問題に寄与する優れた写真家たちの作品を展示し、世界各地の12会場を超える場所で巡回展が開催される。
本展では、第9回目のテーマ「FIRE（火）」からショートリストに選ばれた13名の作家の作品を展示。11月20日（土）から東京都現代美術館で個展を開催するクリスチャン・マークレーや、2008年にアメリカのバージニア州にあるグレート・ディスマル・スワンプを襲った大規模な自然火災と漆黒の煙を捉えたサリー・マン、名のない土地でポートレイトを撮影し、火を用いたシリーズ「In The Wake」を生みだしたオーストリアとナイジェリアにルーツを持つデヴィッド・ウゾチュクゥ、ゴミや自然素材で作られた衣装を身に纏った人物を撮影し、世界規模で起こる環境破壊をテーマとした「The Prophecy」を制作したファブリス・モンテイロなど、世界的に活躍する作家たちの作品を見ることができる。日本国内からは川内倫子、横田大輔が選出された。
本年度の受賞者の発表は本展会期中の12月15日（水）に、イギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館で開催される「FIRE」展のオープニングで行われる予定。
| タイトル | 「プリピクテ『FIRE（火）』」 |
|---|---|
| 会期 | 2021年11月20日（土）～2022年1月23日（日） |
| 会場 | 東京都写真美術館 地下1階展示室（東京都） |
| 時間 | 10:00〜18:00（木・金曜は20:00まで／入館は閉館の30分前まで） |
| 休館日 | 月曜（月曜が祝休日の場合は開館し、翌平日休館）、年末年始（12月28日〜1月4日、ただし2022年1月2日、1月3日は臨時開館） |
| 料金 | 無料 |
| URL |
Christian Marclay, Untitled (Burning I), 2020. Image still from the series:Fire, 2020 © Christian Marclay, Fraenkel Gallery, Prix Pictet
Daisuke Yokota, Untitled, 2016. From the series: Matter / Burn Out,2016 © Daisuke Yokota, Prix Pictet
Joana Hadjithomas and Khalil Joreige, WONDER BEIRUT, The story of aPyromaniac Photographer, 1998-2006. From the series: Wonder Beirut © Joana Hadjithomas and Khalil Joreige, Prix Pictet
Rinko Kawauchi, Untitled, 2001. From the series: Hanabi, 2001 © Rinko Kawauchi, Prix Pictet
Sally Mann, Blackwater 5, 2008-2012. From the series: Blackwater, 2008-2012 © Sally Mann, Gagosian, Prix Pictet
David Uzochukwu,Wildfire, 2015. From the series: In The Wake, 2020 © David Uzochukwu, Prix Pictet
Fabrice Monteiro, Untitled #9, 2015. From the series: The Prophecy, 2013 – 2020 © Fabrice Monteiro, Prix Pictet
