13 April 2022

いつの時代にも多くの人々から愛されてきた人間味あふれる作品群、エリオット・アーウィット「察の美学 筋書きのない写真たち」展

13 April 2022

AREA

東京都

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ニューヨーク,1974年 Elliott Erwitt / Magnum Photos

ニューヨーク,1974年 Elliott Erwitt / Magnum Photos

エリオット・アーウィット作品展「察の美学 筋書きのない写真たち」が6月29日(水)まで六本木・FUJIFILM SQUAREにて開催中。

アーウィットは1949年以来、ニューヨークを拠点に約70年にわたり活躍してきた写真家。マグナム・フォトの創設メンバーであるロバート・キャパの推薦を受け、1953年に25歳の若さでマグナム・フォトに参加したアーウィットは、1966年から1968年まで3期にわたって会長を務めるなど、マグナム・フォトの初期メンバーとしてその活動を支えると同時に、広告写真や映画、テレビ番組など、写真作品以外のジャンルにおいても多才ぶりを発揮してきた。

本展は、アーウィットの往年の名作から約30点を選りすぐり、1980~90年代に制作された貴重なオリジナルプリントで展示するもの。ウィットとユーモアに富み、人間味あふれるアーウィットの写真は、いつの時代も多くの人々から愛されてきた。恋人たちの一瞬、子どもたちの愉快な表情、人間と犬とのユーモラスな関係……目の前で起こる偶発的なドラマを、冷静に、そして愛情深く見つめる「観察の美学」ともいうべき視点には、アーウィット自身の生き方が投影され、瞬間を記録する写真という表現によって、人生の喜怒哀楽が濃密に描かれている。20世紀の写真表現を象徴するかのような美しいゼラチン・シルバー・プリントは、アーウィットの魅力と同時に、“記録する”という写真の原点を強く訴えかけてくるもの。現在もマグナム・フォト最高齢の写真家として重要な地位を占めるアーウィット。普遍的な魅力を放つ名作の数々を堪能してほしい。

タイトル

「察の美学 筋書きのない写真たち」

会期

2022年3月31日(木)~6月29日(水)

会場

FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館(東京都)

時間

10:00~19:00(入館は18:50まで/最終日は16:00まで)

URL

https://fujifilmsquare.jp/exhibition/220331_05.html

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