鑑賞者が作家と共に作品の一部となる稲垣智子「此方彼方-こなたかなた」展

06 December 2024

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大阪

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大阪・江戸堀のギャラリーThe Third Gallery Ayaで、 12月6日から稲垣智子「此方彼方-こなたかなた」展が開催されている。

「Diary 2020」以来、4年ぶりとなる本展ではこちら側とあちら側といった対になる存在や距離をはかる体験を創り出す作品を、これまでと同様に映像、写真、立体、インスタレーションなどの多様なメディアを使い展示。自己と他者、真実と虚構、役割と立場の曖昧さといった、我々を取り巻くこの世界の不安定さとその分断を問い直す。

ギャラリーの2階ではパフォーマティブなアートレッスンも行い、鑑賞者が作品の一部となる場を設けることで、関係性の中に立ち現れる新たな「見え方」を提案する。鑑賞者が絵の先生、生徒、画家といった役割を選び、関係性を再構築するユニークなパフォーマンスは、絵画レッスンという形を取りながら、役割と立場の境界を曖昧にし、鑑賞者を単なる観客ではなく作品の一部へと引き込み、従来の「見る」と「見られる」という構図を解体し、自己と他者の新たなつながりを浮かび上がらせる。また、12月13日（金）には作家によるトークも開催予定。

タイトル	稲垣智子展「此方彼方-こなたかなた」
会期	2024年12月6日（金）～12月28日（土）
時間	水曜－金曜 12:00〜19:00 土曜 12:00〜17:00 火曜 by Appointment only ※12月13日（金）19:30 – 21:00はトークショー。要予約、参加費1,000円。
場所	The Third Gallery Aya（大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル2F・4F）
休館日	日、月曜日
料金	無料※パフォーマンス希望者は別途料金が発生。
URL	https://thethirdgalleryaya.com/