パグメントが創造力を持つすべての人たちへ向けて“What is this?” キャンペーンをスタート

2014年に東京で創設されたファッション・レーベル、パグメントが、“What is this?”キャンペーンを5月16日（土）よりスタートした。

本キャンペーンでは、創造は日常の中にある発見や問いから生まれ、クリエイターだけでなく全ての人が持つ可能性に開かれていることを伝える。アートディレクションにはグラフィックデザイナーの服部一成を迎え、キャンペーンビジュアル、Tシャツを発表。フライヤーを美術館やギャラリー、美術大学や専門学校、書店などで配布し、オリジナルTシャツを公式オンラインストアや書店にて発売中。

パグメントの理念“What is this?”という言葉は、路上に落ちている服の写真から制作したコレクション“MAGNETIC DRESS”から生み出された。路上に落ちている服は持ち主が落としてから発見されるまでの間に、それ自体が持つブランドなどの記号性や属性を失うことで正体不明な存在になる。服の写真とともに“What is this?”と問い続けるのは、普段分かっていると思い込んでいるものごとの中に問いを持つことが、クリエイティブであると信じているからだ。

そのほかにパグメントは、古着のミリタリーウエアを燃やした灰がシルクスクリーンプリントされた“IMAGE”、ビル広告に使用されるターポリンにファッション広告を印刷して服に仕立てた“Scrap”など、固まった粘土を水で柔らかくするように、すでにある価値・環境・情報について別の視点を持つための衣服を発表してきた。