マグヌス・カールソンに捧げるビジュアルブックが出版『My Friend Magnus』

Acne Studiosより11月1日（水）にビジュアルブック『My Friend Magnus（マイ・フレンド・マグヌス）』が出版された。

クリエイティブ・ディレクターのジョニー・ヨハンソンが企画した、Acne Studiosから限定版として出版された新刊『My Friend Magnus』 は、多くの人にインスピレーションを与える長年の友人のファッション・アーカイブを紹介している。

1990年代にそのルックスでジョニー・ヨハンソンの目に留まったマグヌス・カールソンは、Acne Studiosのショールームや、ストックホルムの象徴的な本社であるFloragatan 13のキャンティーンや資料室そのものともいえるほど文化的キュレーターのような存在。彼のリサーチ力と創造的な選択は、ヨハンソンのビジョンの進化、ひいてはブランドとしてのAcne Studiosの前進において重要な役割を果たしている。ヨハンソンはカールソンについて「彼の生き生きとした人柄や彼の本の趣味、そして彼が探し出してくるレファレンスは、長年にわたって私のインスピレーションを刺激し、仕事上のサポートとなりました。」と語る。

本書は、カールソンとヨハンソン、そしてブランドとの関係を包括的にとらえたスナップ集。Acne Studiosのコンテンポラリーおよびアーカイブのセレクションを含む、200着以上の彼の着こなしが、デザインのビジュアルコラージュとして紹介され、掲載されている。彼の友人や同僚によって長年にわたって撮影された、リアルかつリラックスしたビジュアルの数々。さらに、ビジュアルには洋服のクレジットが詳細に添えられており、ファッション史に残る象徴的なブランドが個性的にスタイリングされていることがわかるだろう。序章では、イタリアのファッションライター、アンジェロ・フラッカヴェントが、ファッションの社会学的影響に言及し、ビジュアルにさらなる文章を加えている。

カラフルかつ大胆なレイヤードを取り入れるカールソンのスタイルは、Acne Studiosのスタイルとは似て非なるもの。ある意味、彼は新時代のミューズであり、同時にミューズという伝統的な意味を象徴する存在でもあります。『My Friend Magnus』の核となる目的についてヨハンソンは「Magnusを個人的に知っている人たちの生活の中に自然に滲むMagnusから溢れ出るセンスを、より多くの人たちに垣間見てもらいたい。これは本棚に置かれるための本ではなく、トレンド、時間、性別を超えて、自己表現の限界を押し広げるためのインスピレーションを皆さんに与えることを目標としています。」と語る。

本書はAcne Studios公式オンラインサイト、Acne Studiosの一部店舗、およびストックホルム、パリ、東京、ロンドン、ベルリン、ニューヨークのカールソンのお気に入りのブックストアにて購入可能だ。