鈴木萌「底翳 SOKOHI」展が、12月12日(土)より曳舟・Reminders Photography Strongholdにて開催される。
1984年生まれ、 London College of Communications, University of the Arts Londonを卒業した鈴木は2012年にブックアートのレーベル「バニヤンブックス」を立ち上げ、ブックアート作品制作及び国内外アーティストのアーティストブックの製本に携わってきた。本展は、2019年に同ギャラリーで開催された写真集制作ワークショップ「Photobook as Object」に参加し制作に取り組んできたもので、KASSEL DUMMY AWARD 2020の最終選考に選出された。
同居する父親が緑内障によってだんだん視力を失っていく様子を目の当たりにし、視力を失うとはどういうことか、その現実と父親がどう向き合っているのか、晴眼者である鈴木には想像し難いけれど想像せずにいられない父親の内面を表現した作品。他者には見えるけれど父親には見えない、あるいは父親が見ているようには他者が見ることができない世界を静かに体験するような表現を試みている。
会期初日にはオンラインアーティストトークを配信予定。また、本展に合わせて写真集『底翳 SOKOHI』が刊行される。
タイトル | 「底翳 SOKOHI」 |
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会期 | 2020年12月12日(土)〜12月27日(日) |
会場 | |
時間 | 13:00~19:00 |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。