ジミ・フランクリン写真展「Offering」が、1月24日(日)まで学芸大学・BOOK AND SONSで開催中。
アメリカ・ロサンゼルスで生まれ9歳で日本に移住、日本の高等学校を卒業後、単身で帰国しMassachusettes College of Artで写真を専攻して学んだジミ・フランクリン。現在はニューヨークを活動の拠点とし、西洋と東洋の境目に視線を向け、それらが交差する分岐点に生じる交わりをテーマに制作活動をしている。
洋食屋や喫茶店、フランス語が語源となる「パフェ」や、ポルトガルの文化とされている「ランドセル」。日本には私たちが外国の文化であると信じていながらも、異国のものが捩られ、私物化された結果、実際には日本独自のものに進化してしまった「文化のレプリカ」が溢れている。西洋化されていく日本社会と、東洋化されていくジミ自身の視点、二つが重なる部分に着目し記録したという本作は、日本という国の文化の表面が切り取られ、その背景にある哲学とは何かを私たちに問いかける。
本展は最新作の「Strawberry Parfait」と、東洋哲学や宗教思想を写真というメタフォアで表現した「Offering」の2部構成で、すべて日本で撮影された約60点の作品を展示。会場では展示作品のほか、新作写真集『Strawberry Pafait』も販売される。
タイトル | 「Offering」 |
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会期 | 2020年1月9日(土)~1月24日(日) |
会場 | BOOK AND SONS(東京都) |
時間 | 12:00〜19:00 |
休館日 | 水曜 |
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