1985年以降、「写真の町」として、写真文化の醸成および発信に力を入れてきた北海道の東川町。多くの写真ファンが道外からも訪れ、地元の人たちにも写真文化が根付く町である。
東川町文化ギャラリーでは、5月29日(土)から6月22日(日)までグループ展「6STORIES -東川町を写した写真家たち-」が開催される。昨年の初夏からスタートし、ファッション、アートの分野で活躍する6名の写真家が東川町を舞台に新作を撮り下ろすというプロジェクトの成果物を観ることができる。
最初に東川町を訪れたのは、多数の広告やエディトリアルワークを手がけ、第一線で活動し続ける横浪修。東川町の農家の人々、作物、そして風景を色鮮やかに写し出した。気鋭の若手写真家、石田真澄は女優の夏帆が自然豊かな東川町で過ごした晩夏の小旅行、エモーショナルなイメージで知られるTakako Noelは、美しい花や紅葉の中で少女たちの特別な日を切り取っている。地元の高校3 年生たちを被写体に迎え、“もうひとつの卒業アルバム”を制作したのは、人気ファッションフォトグラファーの藤田一浩。これまで都市と自然をテーマにした作品を数多く発表してきた水谷吉法は、東川町の雪景色を幻想的に写し出し、川島小鳥はモデルのKeigo Okazakiと共に同町を訪ね、観る者の心が暖かくなる冬の日々を描いた。
6人の写真家による写真を通して、美しい季節の変化、地元の人々や暮らしなどさまざまな東川町の魅力に触れることができるだろう。
タイトル | 「6STORIES -東川町を写した写真家たち-」 |
---|---|
会期 | 2021年5月29日(土)~6月22日(土) |
会場 | 東川町文化ギャラリー(北海道) |
時間 | 10:00~17:00 |
観覧料 | 500円 |
URL |