川内倫子「Under the same sky」展が、恵比寿・MA2 Galleryで7月3日(土)まで開催中。
2020年4月、川内は自宅の近所で見つけたツバメの巣、そこで行われていたツバメの子育ての撮影を始めた。軒先に作られたツバメの巣、餌を求めて飛行する親ツバメ。親鳥の帰りを待ちわび、精一杯の口を開けるヒナ鳥。植物の芽吹き、陽光の輝き。どのような状況にあっても連綿と続く生命の営み、その純粋な力強さを、静かに見守るように切り取っていく川内の写真は、コロナ禍においてさまざまな制約を余儀なくされ、心落ち着かない日々を過ごす私たちに、一時の清涼感と勇気をもたらしてくれる。
本展では新作「Des oiseaux」を中心に、これまで川内がとらえた鳥の作品を厳選して構成。また、4層ある空間を生かして「はじまりのひ」「光と影」など過去シリーズも織り交ぜ展示される。なお、川内の撮り下ろし最新刊として、世界中のさまざまな写真家の視点から「鳥」をとらえたシリーズ『Des oiseaux』が出版される。
タイトル | 「Under the same sky」 |
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会期 | 2021年6月1日(火)〜7月3日(土) |
会場 | MA2 Gallery(東京都) |
時間 | 12:00~18:00 |
休廊日 | 日月曜・祝日 |
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