東京・西麻布にあるCALM & PUNK GALLERY では、6⽉25日(金)〜27⽇(日)の3⽇間にわたり、映像祭「Non-syntax Experimental Image Festival(ノンシンタックス実験映像祭)」が開催される。この春にビデオ、実験映画、アニメーション、パフォーマンスアートなど、さまざまなジャンルの映像作品を対象とした公募を行い、109の国と地域から集まった2,517の応募作品の中から選出された66作品が連日上映される予定だ。
Alizava © Andrius Zemaitis
選出作品は、5つのカテゴリーに分類されている。ひとつ目のカテゴリー「他所の⾵景」では、空間と場所の⾒⽅、イメージが鑑賞者を別の場所へと誘う点にフォーカス。「ドキュメントとしての⾝体」では、⾝体そのもの、パフォーマンス、⾏為などが、カメラのフレームとさまざまな関係を形成し、そのこと⾃体がドキュメントとして刻まれるところに注⽬する。「動的思考」では、映像の物語性から離れ、⾊、線、質感、物の輪郭、光と影などをシンプルに表現した作品をセレクト。
「アーカイブ、イメージ、エフェメラ」は、実験映画やファウンドイメージやビジュアルアーカイブなどの考察であり、イメージの物質性や、時間と記憶に焦点を当てる。最後に「バーチャルに向けて」では、デジタル時代のさまざまなメディアを解体し、仮想の場で、私たちの知識や認識に問いを投げかける作品を選出した。
〈0〉© Lin Yen Ju
国内外から集まったさまざまなジャンル、コンテキスト、カテゴリーの映像を組み合わせることで、鑑賞者が⾃⼰と向き合い、メディアの境界を拡張する実験的なイベントになりそうだ。映像のオルタナティブな可能性に焦点を当て、多様な発展を⽬指す映像祭にぜひ足を運んでみては?
タイトル | 「Non-syntax Experimental Image Festival(ノンシンタックス実験映像祭)」 |
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会期 | 2021年6⽉25日(金)〜6月27⽇(日) |
時間 | 13:00~19:00 |
会場 | CALM & PUNK GALLERY (東京都) |
URL | http://calmandpunk.com/exhibition/non-syntax-experimental-image-festival/ |