07 September 2021

石橋財団コレクションと現代美術家の共演第二弾は森村泰昌「M式『海の幸』-森村泰昌 ワタシガタリの神話」

07 September 2021

AREA

東京都

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森村泰昌《自画像/青春(Aoki)》2016/2021年 作家蔵

森村泰昌《自画像/青春(Aoki)》2016/2021年 作家蔵

「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌M式『海の幸』-森村泰昌 ワタシガタリの神話」が10月2日(土)よりアーティゾン美術館にて開催される。

石橋財団コレクションと現代美術家が共演する展覧会「ジャム・セッション」の第二回目に迎えられたのは、1985年にゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作して以降、今日に至るまで古今東西の絵画や写真に表された人物に変装し、独自の解釈を加えて再現する「自画像的作品」をテーマに制作し続けている森村泰昌

石橋財団が所蔵する青木繁「自画像」(1903年)、「海の幸」(1904年)にインスピレーションを得た作品を制作するなど、以前から青木作品へ密かな想いを寄せていた森村が改めて「海の幸」と本格的に向き合い、当作品が制作された明治期以降の日本の文化、政治、思想などの変遷史を“森村式”、略して“M式”「海の幸」として形象化し、青木への熱い想いを新たなる作品シリーズへと昇華させる。

本展は、石橋財団コレクションより青木作品約10点と、青木繁の肖像写真や自画像、「海の幸」の人物に扮した写真や映像、習作やジオラマを含む森村作品約60点で構成される。うち50点以上は本展のために森村が制作した新作。また、明治・大正・昭和から現代、そして未来へと続く日本の文化や歴史を舞台に10点のヴァリエーションに展開し、85人の人物が登場する幅約3メートルの「M式『海の幸』」が円環状に構成される大規模なインスタレーションも。青木と森村のかつてないセッションに注目だ。

タイトル

ジャムセッション M式「海の幸」-森村泰昌 ワタシガタリの神話

会期

2021年10月2日(土)~2022年1月10日(月・祝)

会場

アーティゾン美術館(東京都)

時間

10:00~18:00(金曜は20:00まで/入場は閉館の30分前まで)

休廊日

月曜(1月10日は開館)、12月28日(火)~1月3日(月)

URL

https://www.artizon.museum/exhibition_sp/mshiki/

青木繁《自画像》1903年 石橋財団アーティゾン美術館蔵

青木繁《海の幸》1904年(重要文化財)石橋財団アーティゾン美術館蔵

森村泰昌《ワタシガタリの神話》2021年(映像作品)より 作家蔵

森村泰昌《ワタシガタリの神話》2021年(映像作品)より 作家蔵

森村泰昌《M式「海の幸」習作(色合わせ01:假象の創造)》2020年 作家蔵

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