「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌M式『海の幸』-森村泰昌 ワタシガタリの神話」が10月2日(土)よりアーティゾン美術館にて開催される。
石橋財団コレクションと現代美術家が共演する展覧会「ジャム・セッション」の第二回目に迎えられたのは、1985年にゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作して以降、今日に至るまで古今東西の絵画や写真に表された人物に変装し、独自の解釈を加えて再現する「自画像的作品」をテーマに制作し続けている森村泰昌。
石橋財団が所蔵する青木繁「自画像」(1903年)、「海の幸」(1904年)にインスピレーションを得た作品を制作するなど、以前から青木作品へ密かな想いを寄せていた森村が改めて「海の幸」と本格的に向き合い、当作品が制作された明治期以降の日本の文化、政治、思想などの変遷史を“森村式”、略して“M式”「海の幸」として形象化し、青木への熱い想いを新たなる作品シリーズへと昇華させる。
本展は、石橋財団コレクションより青木作品約10点と、青木繁の肖像写真や自画像、「海の幸」の人物に扮した写真や映像、習作やジオラマを含む森村作品約60点で構成される。うち50点以上は本展のために森村が制作した新作。また、明治・大正・昭和から現代、そして未来へと続く日本の文化や歴史を舞台に10点のヴァリエーションに展開し、85人の人物が登場する幅約3メートルの「M式『海の幸』」が円環状に構成される大規模なインスタレーションも。青木と森村のかつてないセッションに注目だ。
タイトル | ジャムセッション M式「海の幸」-森村泰昌 ワタシガタリの神話 |
---|---|
会期 | 2021年10月2日(土)~2022年1月10日(月・祝) |
会場 | アーティゾン美術館(東京都) |
時間 | 10:00~18:00(金曜は20:00まで/入場は閉館の30分前まで) |
休廊日 | 月曜(1月10日は開館)、12月28日(火)~1月3日(月) |
URL |