「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2021」のプログラムのひとつとして、インディペンデントキュレーター・後藤由美を講師としたマスタークラスが9月に計5日間開講される。
マスタークラスとは「体験してみる」のが目的のワークショップと異なり、自身がすでに積極的に活動している分野の専門家=マスターから学ぶ機会。「眼光紙背に徹す」とは、言葉の背後の深い意味を読みとり真意を理解すること。これまで多くの作家に出会い作品を見る中で、表面的なものにとらわれ、作品の真意が見つけられていないと感じることが多々あった講師の後藤が、このマスタークラスでは写真作品の完成のために、作品およびプロジェクトの真意を発見、探求していく。発見のための探求とはすなわち、自身の作品の真意に辿り着くのに必要な行為。個人やグループでのディスカッション、批評を通して、アイデアや意図の強みを検証し一貫性のあるプロジェクトをコンセプト化するスキルを身につけ、作品へと具現化していく。
受講者は取り組みたいプロジェクトをひとつ(または複数)持って参加。それらのアイデアを吟味し、解体し、編集し、どのアイデアが実行可能で、どのアイデアが実行不可能かを検証する。講師および参加者同士で切磋琢磨し自分の限界を押し広げ、作品制作の新しい方法を模索していく。マスタークラスの後半では、辿り着いた作品、最終成果を持ち寄り、プレゼンテーションに焦点を当てる。ここで得られる成果は、現在および将来のプロジェクトに取り組むための新たなツールやアイデアとなる。
タイトル | マスタークラス 2021「眼光紙背に徹す」 |
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日程 | 2021年9月16日(木)、9月20日(月・祝)、9月23日(木・祝)、9月25日(土)、9月26日(日) |
会場 | FabCafe Kyoto(京都府) |
受講費 | 45,000円 |
応募締切 | 2021年9月1日(水) |
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