海を越えて制作されたユーモアのある作品群、フルール・ファン・ドーデワード「left hand right hand」展

オランダ人アーティスト、フルール・ファン・ドーデワードの書籍『left hand right hand』の刊行を記念した同名展覧会が、10月3日（日）まで恵比寿・POSTで開催中。

フルールは写真、彫刻、絵画などを使用し、コンセプチュアルな作品を作るアーティスト。今回は、四国の神山町に住む大人や子供15人とともに制作した作品が書籍となった。

フルールは神山町で行われるレジデンスのプログラムに参加する予定だったが、コロナの影響で来日することが叶わなかった。そこで、神山町に住む15人の人々にそれぞれ27枚撮りの使い捨てカメラをわたし、フルールによる27個の指示通りに写真を撮影してもらった。お気に入りの靴、水道から流れる水、ジャンプする大人など、与えられた27個のテーマを撮影するチャンスは一度だけという条件のもと、ひとつの指示に基づく15のバリエーションで構成された作品が完成した。

会場では写真集の制作過程も楽しめるプリントシートの展示と、作品集の販売が行われる。