山本渉「光解体」展が、2月26日(土)までYumiko Chiba Associates viewing room shinjukuで開催中。
山本は、「プラタナスの観察」「線を引く」「春/啓蟄」「しみ そめ しわ」「欲望の形/Desired Forms (2012-2017)」など、一貫して写真というメディアを用いながらも、シリーズごとに異なる独自の制作手法を開発することで、発表を続けてきた。本展は「光解体」と題し、光ファイバーを用いたインスタレーションと、それをもとに撮影した写真作品で構成される。
本展で山本が展開するのは、従来のような自然の光ではなく、人工的な光ファイバーを用いた作品群。物理的な光の通行路であり、ネット環境において膨大な情報の交通を可能にする高速通信網となる、情報環境を含めた現代社会における「光」とは、情報伝搬の速度を示すものであると同時に、物理的な光のケーブルであり、また、ディスプレイやモニターが発する光でもあるだろう。このような「光」の諸相から、情報、画像、映像、写真の境界がきわめて曖昧になった現代社会における「イメージ」とは何かを問いかける山本の新作個展にぜひ注目してほしい。
タイトル | 「光解体」 |
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会期 | 2022年1月22日(土)~2月26日(土) |
会場 | |
時間 | 12:00~18:00 |
休廊日 | 日月曜・祝日 |
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