髙橋和海『愛しのユーカ』がTCP PRESS(東京綜合写真専門学校出版局)より発売された。
1986年から1993年にかけて撮影された、バブル期のファッションに身を包んだ女性たちの肖像写真をまとめた1冊。解説は調文明、笠間悠貴。
今この女性達の写真を敢えて出版することの意義はおそらく、写真を撮影する動機に拭いがたく存在している他者への好奇な視線を確認することだろう。好奇な視線はときに人を傷つけ抑圧しもするが、一方で他者を理解するための動機になり得ることは否定しがたい。この遅れて届いた写真は、重なる遠くからのアナウンスのように、他者への想像力の欠如に対して多元的に警告を発している。
ー笠間悠貴テキストより一部抜粋
タイトル | 『愛しのユーカ』 |
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出版社 | |
出版年 | 2021年10月 |
価格 | 3,200円 |
仕様 | ハードカバー/182mm×226mm/116ページ |
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