熊谷勇樹が節目として捧げる、神秘的で緊張感ある美しさ「Interlude」展

熊谷勇樹写真展「Interlude」が5月21日（火）からBOOK AND SONSで開催される。

Lula Japanの出版レーベル・Lula BOOKSから発売する熊谷の作品集『Interlude』の発売を記念し開催される本展。熊谷は、ブランドのキャンペーンやLula Japanをはじめとするファッション誌、広告、アーティストのポートレイトなどを手がける、引く手数多の写真家 。

本作「Interlude」は写真を始めて10年を経た熊谷が、ひとつの区切りをつけるため、これまでの作品を集成したもの。人間の身体の線や肌理、霞がかった砂浜、人影、波立つ水面、どこかの子どもの姿、列をなす人々、皺がれた手、星座、赤ん坊…。師 横浪修から独立した後の過去5年間、さまざまな瞬間に撮り溜めてきた写真群は、そのひとつひとつにまつわるエピソードをはっきり覚えているというほど、作家の私的な記憶と深く結びついている。それらは一方で「幕間」を意味するタイトルが示す通り、規定されることに抗うような匿名性を持ち、言葉を超えて鑑賞者の感覚へと接続されていく。

本展では約30点の作品を展示い。熊谷が節目として捧げる、神秘的で緊張感ある美しさにをぜひ会場で楽しんでほしい。また本展の関連イベントとして、5月21日（土）19:30より熊谷が師事していた横浪を迎え、オンライントークイベントを開催。本ギャラリーのInstagramアカウントより配信される。