萩原れいこ写真展「地獄」が、11月8日(火)より外苑前・Nine Galleryにて開催される。
沖縄出身で長野・志賀高原や群馬・嬬恋、そして沖縄を拠点に風景写真作品の制作を行う萩原による個展。
日本では昔から地獄について語られるとき、その先には「救済の光」があった。立山の地獄信仰も浄土を体験して救いが得られるという。むしろ救済へ導くために、地獄の存在を欲したと思えてならない。不安や恐れが人の心を蝕み、苦しみを生み出す。罪悪を認め、改心し、念仏を唱える。「地獄」は、人々の心の闇の共通言語だったのではないか。
地獄という概念が希薄化した現代、闇は無限に膨張しているようだ。それぞれが持っている闇は、他人と共有し得ないものも多く、密かに孤独や苦しみを抱えて生きている。内なる闇を視覚化して、地獄を描き、真を見つめたい。自分だけの地獄の世界観でいい。目に見えない恐怖に怯え続けるのではなく、正体を知れば立ち向かえる。ときには逃げたっていい。形にすることで幾分か救われることもある。闇を受け入れるものは 光の美しさを知る。―プレスリリースより
タイトル | 「地獄」 |
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会期 | 2022年11月8日(火)~11月13日(日) |
会場 | Nine Gallery(東京都) |
時間 | 10:00~19:00(最終日は17:00まで) |
休廊日 | 月曜 |
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