注目のインド人写真家バハラ・シッカが
日本初となる個展「The Sapper」をPOSTで開催

恵比寿にあるPOSTでは、5月27日（土）から6月25日（日）まで、ニューデリー出身の写真家、バハラ・シッカの日本初となる個展「The Sapper」が開催される。シッカがとらえるインドの姿は、ボリウッドのような煌びやかなものではなく、メランコリックで繊細なイメージが特徴的で、これまでにUNSEENやPARIS PHOTOなどの国際的なフェアで作品を発表し、Loose Jointsやfw:booksから写真集を刊行するなど欧米でも高い評価を得ている。

今回展示するのは「The Sapper」という、父親がインド陸軍の工兵（Sapper）だったことに由来したシリーズ。ニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインで写真を学んだあとに自国へと戻り、成人したシッカは、父に対して対等の視点を持つことを意識しながら、父の記憶を思い出させるもの、工兵である父が建設した建造物やオブジェ、父とシッカが手がけたコラージュなどを撮影しながら父という存在を多面的に理解し、関係性を深めていく過程が収められている。

5月27日（土）17:00〜19:00に開催されるレセプションは、参加費無料、事前予約不要で、作家本人も在廊するとのこと。