設備メンテナンスのため2023年4月から長期休館していた東京・丸の内の三菱一号館美術館が11月23日に再開館を果たす。それにあたり、再開館記念展示として「再開館記念『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」が開催される。
本展は、三菱一号館美術館のコレクション、そして展覧会活動の核をなすアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)の作品を改めて展示し、そこにソフィ・カルを招聘し協働することで、新たな視点を取り込んだ展示。ソフィ・カルは長年にわたり、「喪失」や「不在」をテーマに作品を制作する作家だが、一方でロートレックは生涯にわたって人間を凝視し、その心理にまで踏み込んで、「存在」それ自体に迫る作品を描いた作家だ。そんな二人の作家の作品が今回は「不在」をテーマに展示される。
ソフィ・カルは、2020年にコロナ禍で来日が叶わず中止となった協働が4年越しに開催が叶う今回の展示。三菱一号館美術館へ新たに寄贈され、この度世界初公開となるオディロン・ルドンの《グラン・ブーケ(大きな花束)》に着想を得て制作した新作や、代表的なシリーズ《なぜなら》、《あなたには何が見えますか》《監禁されたピカソ》《フランク・ゲーリーへのオマージュ》などを含む約30点の作品を展示する。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックからは、三菱一号館美術館のコレクションから13年ぶりにポスター全32点が一挙公開に加え、刷りの異なる2点の《ロイ・フラー嬢》(1893)をはじめとする主要版画作品も公開される。
タイトル | 再開館記念『不在』ートゥールーズ= |
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会期 | 2024年11月23日(土)~2025年1月26日(
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時間 | 10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで、祝日を除く金曜日と会期最終週平日、第2水曜日は20時まで)
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場所 | 三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
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休館日 | 月曜日、 年末年始(12/31〜1/1) |
料金 | 一般2,300円、大学生1,300円、高校1, |