沖縄のSugarcaneRoom gallery+cafeにて9月4日より上原沙也加の展示「白い季節」が開催される。
「白い季節」は上原が大学の卒業制作として 2016 年に発表した上原の原点と言えるシリーズ。彼女が東京で生活しながら沖縄へと通う中で撮影された。タイトルはかつて東京で暮らした詩人の山之口貘が、出身地を尋ねる他者との会話の契機における、複雑な感情を吐露する詩『会話』(1935)の一節から引用されたもの。
「消費物として作り上げられたオキナワのイメージ」への「遠さ」を抱えながら撮影されたという本シリーズは、山之口が生きた時代から変わらないイメージを巡る問いを投げ掛けるとともに、それらのイメージを迂回しながら再考し続ける上原の、写真家としての出発点を垣間見せる。
9月7日11時から、詩人・批評家の倉石信乃と本展キュレーター岡田有美子と上原の3人でトークイベントが開催される(予約不要)。
タイトル | 上原沙也加「白い季節」 |
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場所 | SugarcaneRoom gallery+cafe(沖縄県うるま市与那城桃原428-2) |
会期 | 9月4日(木)〜15日(月) |
時間 | 12:00~17:00 |
休廊日 | 9月8日(月)~10日(水) |
料金 | Donation |
URL | https://sugarcane-room.space/ |