福岡・大手門のEUREKAにて9月6日より森田具海の写真展「海の痕跡を見つめる──そして信じること」が開催される。
森田は大学在学中から水俣に通い、東京藝術大学大学院修了後に水俣に移住。地域と関わりながら6年にわたって水俣の写真を撮影している。本展では、昨年出版された写真集『ここで眺める水俣 あとから来るものたちの場所』に収められた写真と、今年撮影した新作を発表。身の回りの風景を写しながら、その中にあるかつての風景、その人にしか見えない風景、その先の風景を見ることを目指す。
初日17時から森田と作家の米本浩二によるトークイベント「石牟礼道子文学を追いかけて」を実施(1000円、要予約)。
【ステイトメント】
岬に立つあこうの木。その根は、埋め立てられた水俣湾へと伸びています。
ここで言葉と場所が呼応する瞬間を捉えました。
この展示では、記憶から浮かび上がる風景に心を傾けます。
タイトル | 森田具海 写真展 海の痕跡を見つめる──そして信じること |
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場所 | EUREKA(福岡県福岡市中央区大手門2-9-30 Pond Mum KⅣ 201) |
会期 | 9月6日(土)~9月15日(月) |
時間 | 13:00~19:00 |
休廊日 | 9月8日(月)、9日(火) |
料金 | 無料 |
URL |
松岡一哲「Okinawa」、2025年、Cプリント © Ittetsu Matsuoka / Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film