兵庫・神戸のTHE BOOK ENDにて島有里枝の写真展「SWISS⇄Kobe」が10月13日まで開催中だ。
長島が、2007年にスイス西部のエスタバイエ・ル・ラックにあったVillage Nomadeのレジデンシープログラムに参加した際に撮影された写真と、滞在期間中に綴っていた日記に加えて、スクラップブックのように、移動の際に使用した航空券や列車のチケットを共に織り交ぜて収録した作品集『SWISS』。
長島はスイスを訪れる少し前、庭づくりを熱心に行っていた亡き祖母が25年前に撮影していた花のカラー写真を収めた小さな箱を見つけ、この箱に収められた写真一枚一枚を通して、祖母が花や植物へと注いでいた眼差しを感じるとともに、時を経てもなお残る祖母の花へと向けた慈しむ心の存在に驚かされた。彼女は亡き祖母に思いを馳せながら前述の「Village Nomade」で咲く植物の姿とともに、一緒に連れ立ってきた息子や、滞在中に過ごした室内の様子を撮影した。
本展では、その中から8点の展示に加え、現在では手に入りにくい長島の著作も併せて紹介する。
タイトル | 長島有里枝 「SWISS⇄Kobe」 |
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場所 | THE BOOK END(兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5海岸ビルヂング 302) |
会期 | 9月18日(木)~10月13日(月) |
時間 | 11:00〜18:00 |
休廊日 | 火・水曜日 |
料金 | 無料 |
URL | https://the-book-end.com/ |