本作『人間の土地』は、奈良原一高が早稲田大学の大学院時代に長崎県の端島(軍艦島)と鹿児島県の桜島(黒神村)を撮影し、1956年に銀座松島ギャラリーでの初個展で発表したシリーズ。
工業のために人工的に造られた要塞のような「緑なき島」と、自然の巨大な力の元にある「火の山の麓」。子ども時代を長崎で過ごした奈良原は、美学を志す学生として再び訪れた九州で、対照的な要因によって孤立したそれぞれの土地で厳しい条件の下に生き続ける人々の姿に惹かれてカメラを向けた。
奈良原が写真家として歩み始めるきっかけとなった本作品集は、初個展の30年後にリプロポートから刊行。そして今回、復刊ドットコムと代官山 蔦屋書店のコラボレーションで、本書が新たな造本で復刊。また代官山 蔦屋書店店頭では、奈良原による「人間の土地」オリジナルプリントを8月の刊行時期より受注販売開始。
タイトル | 『HUMAN LAND 人間の土地』 |
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価格 | 8,000円+tax |
発行年月 | 2017年8月 |
仕様 | ハードカバー/287mm×230mm/176ページ |
URL | https://store.shopping.yahoo.co.jp/d-tsutayabooks/art55877j.html |
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