写真作家の西野壮平による新刊写真集『Assembled 手の記憶』の出版を記念し、東京・渋谷のNONLECTURE books/artsで展覧会が開催される。
会場では、写真集に収録されたイメージが多数を占める、マンダラをおもわせるコラージュ作品、シルクスクリーンによるアナログなプリントをほどこしたアートポスター、オブジェ作品を展示。多彩なメディウムを通じ『Assembled 手の記憶』の世界が構成される。
西野は世界各地の都市をつぶさに歩き夥しい写真を撮影、それを手作業で繋ぎ合わせ巨大な「地図」を描いてきた。代表作〈Diorama Map 2003-〉シリーズは、その背後に、リアルなスナップショットの群れを抱えている。西野は〈Diorama Map〉の「ピース」を集める目的で撮るのではなく、「まず写真そのものが先にある」と語る。都市にわけ入り、街のざわめきや人びとの体温に敏感に反応しながら、シャッターを切り続ける。現代アートと写真が交わる場所で語られることが多い西野だが、一方でキャリアのはじめから写真家らしいストレートなスナップショットを撮り続けてきた。
モノクロフィルムをカメラに詰め、世界を追いかけたスナップショットの山。約25年のキャリアをふりかえりながらコンタクトシートに立ち返り、約2年の時間をかけて写真を選んだ。「自分は何を見てきたのか?」プリントを通じて自身との対話を繰り返し、全288ページの写真集『Assembled 手の記憶』が生まれた。
“ハバナ、サンフランシスコ、アムステルダム、イスタンブール、香港、 エルサレム、デリー、東京、ロンドン、ベルリン、リオデジャネイロ ――24 の都市の写真と向き合うことは、それらの街を、記憶の中でもう一度旅をする感覚であった。
歩くこと。その途中で出会った人々、通り過ぎていった風景、その土地でしか味わえない食べもの、奏でる音、吸い込んだ空気。集められたこれらの記憶に、優劣はない。すべては等価であり、移動と交差の連なりが今の私を作っている”(西野壮平『Assembled 手の記憶』あとがきから)
| タイトル | 西野壮平「Assembled 手の記憶」 |
|---|---|
| 場所 | NONLECTURE books/arts(東京都渋谷区宇田川町16-9 渋谷ゼロゲートビルB1F |
| 会期 | 7月10日(金)〜 9月6日(日) |
| 時間 | 11:00〜21:00 |
| 休み | 無し |
| 料金 | 無料 |
| URL | https://nonlecture.jp/ |
