04 October 2026

森山大道、荒木経惟、横尾忠則らが語る1960年代。映画『日本前衛派の開拓者』上映

04 October 2026

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前衛派⑤

1960年代の日本で巻き起こった前衛芸術のムーブメントを、当事者たちの証言と貴重なアーカイブからひもとくドキュメンタリー映画『日本前衛派の開拓者』が、11月7日より渋谷・シアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

監督を務めたのは、ロンドンを拠点に活動するフランス人監督アメリー・ラヴァレック。6年の歳月をかけ、細江英公、森山大道、荒木経惟、川田喜久治、石内都、横尾忠則、田名網敬一らへのインタビューを敢行。さらに寺山修司や土方巽らの膨大な映像・写真資料を交え、既成の価値観やジャンルの境界を越えて独自の表現を切り拓いた日本の前衛芸術家たちの実像に迫る。

映画は「第二次世界大戦」「戦後日本」「写真」「川田喜久治」「三島由紀夫」「PROVOKE」「森山大道」「荒木経惟」「緊縛」「暗黒舞踏」「パフォーマンスアート」「寺山修司」「アングラ」「横尾忠則」「田名網敬一」などの章で構成。個々の作家や運動の独自性を追いながら、それらを貫く時代精神や共通項を浮かび上がらせる。ニューヨークのグッゲンハイム美術館やロンドンのテート・モダンのキュレーターをはじめとする専門家の証言も収録されている。

公開された予告編は、戦後日本美術とアジア現代美術研究で知られるキュレーター、美術史家のアレクサンドラ・マンローの証言からスタート。寺山修司は大学闘争が始まろうとしていた1960年代の社会状況を振り返り、森山大道は自らの世代について、それぞれが自身のジャンルや世界、政治的なものに対する「アンチ」の姿勢を持っていたと語る。田名網敬一、川田喜久治、荒木経惟、細江英公、横尾忠則らの言葉も次々と登場し、当時の作品とともに前衛表現が生まれた背景を映し出していく。

戦後の写真、美術、グラフィック、舞踏、演劇、パフォーマンスなどを横断しながら、日本の1960年代を世界の芸術史の中に位置づけ直そうとする本作。2025年にイギリスとフランスで製作され、上映時間は105分。公開に合わせ、ラヴァレック監督の来日と関連イベントも予定されている。

『日本前衛派の開拓者』
監督:アメリー・ラヴァレック
出演:横尾忠則、田名網敬一、細江英公、森山大道、荒木経惟、川田喜久治、石内都、寺山修司、土方巽、大野一雄ほか
原題:JAPANESE AVANT-GARDE PIONEERS
2025年/イギリス・フランス/105分
字幕:林かんな
配給:オンリー・ハーツ
公開:2026年11月7日(土)より渋谷・シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

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