ドリュー・ニコノヴィック
Drew Nikonowicz
PROFILE
1993 –
米ミズーリ州生まれ。在学中よりAperture Portfolio Prizeを受賞し、国内外で展示を行う、若き注目株。アナログ写真のプロセスとコンピュータ・モデリングを用いて「現代における探検と、この惑星での自分自身の体験」を表現。「いまや、辺境ではかつての写真家による調査はロボットが行い、崇高な風景写真というものは、テクノロジーを通してしか生みだされ得なくなっている」と記すニコノヴィック。4×5フィルムで撮影した後にデジタル合成を用いて生まれる彼のイメージのほとんどはモノクロで、まだ「冒険」や「未開拓の地」という概念が存在した19世紀の調査写真へのオマージュの意味を込めながら、現代の記録メディアとの関係性を探る。本作は、イタリアでの滞在制作で生まれた新作「Notes from Anywhere」。旅行者ではなく「アウトサイダー」としてイタリアを見ることに注力しつつ、新しいテクノロジーと我々との関係を問いかけようと試みた。
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※過去に雑誌IMA、IMA ONLINEに掲載された内容をもとにしています。
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