「TIFF Open competition」や「塩竈フォトフェスティバル2018写真賞」で特別賞を受賞した気鋭の写真家・古野達也の展覧会「実在 / Being」が高田馬場・Alt_Mediumで9月16日(日)から開催される。
事物は一般的に、それぞれ名付けられたもの、それらの集合として扱われている。そうした中で古野の作品は、カメラのフレームを用いてそのような認識を中断し、世界を「見慣れない」ものとして出現させようとしている。そのためそこに写される事物の姿は、簡単に名付けられることを拒むかのような、どこか不安な在り方をしているが、そのイメージは同時に「見慣れた」印象から解放された、静けさにも似た新鮮さをたたえている。
本展は、写真というメディウムへのしたたかな思考を持ち、見えているものを当たり前とせずありふれた物こそ写真にとらえたいという古野の試みとなる。
タイトル | 「実在 / Being」 |
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会期 | 2018年9月16日(日)~9月30日(日) |
会場 | Alt_Medium(東京都) |
時間 | 12:00~20:00(最終日は17:00まで) |
休館日 | 水曜 |
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