ベルギーを拠点とするアーティスト・コレクティブ「019」による作品集『S&D#024/APE#017: OCCUPATION AND HOSPITALITY』。『S&D#025/ APE#047: So Many Dark Gifts』『S&D#024/APE#069: Sabotage And Complicity』の続編にあたる。
本書は、当初ベルギー人デザイナー、ファーレンテイン・ゲーサルス とトマス・ルーテンスのデザインユニット「WE BECAME AWARE」によって制作が進められていた。このユニットは約10年間にわたり活動してきたが、空間演出やギャラリースペース等のスタジオワークをまとめた本書を制作中に活動休止を決めた。この二人にティム・バイロン(Tim Bryon)を加えたプロジェクト「Smoke & Dust (S&D)」の19番目のプロジェクトから名付けられた「019」は、ベルギー・ゲントにある溶接工場跡で活動するアーティスト・コレクティブである。
本書には、彼らが携わった2つのプロジェクトがそれぞれ異なる方向に開くように製本されている(1つはこのスペースで実際に制作されてきたデザインワークに関して、もうひとつは「019」の取り組みを自分たちのスペースの外へ出しゲントに移すという企画「Museum of Moving Practice」に関するもの)。そのようなデザインにすることによって製本上の面白さだけでなく、編集の意図を強く感じさせる。また、これらのプロジェクトに加え、3つのエッセイと制作当時の新作広告も収録されている。
タイトル | 『S&D#024 / APE#017: OCCUPATION AND HOSPITALITY』 |
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出版社 | |
出版年 | 2018年 |
価格 | 5,400円+tax |
仕様 | ソフトカバー/210mm×290mm/304ページ |
URL | https://twelve-books.com/products/occupation-and-hospitality-by-019 |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。