30 November 2022

Ralph’s Milanで表現された
ラルフ ローレンによるエレガンス

30 November 2022

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Ralph’s Milanで表現された ラルフ ローレンによるエレガンス | Ralph’s Milanで表現された ラルフ ローレンによるエレガンス

時代を超越したアメリカンスタイルで、デザイン界に唯一無二の存在として君臨するラルフ ローレン ホーム。ついに2022年12月には、ショールームを東京にオープンする予定だ。今年6月のミラノデザインウィーク期間中に開催されたRalph’s Milanと、現地で発表された2022年秋のホーム コレクションを通して、その深遠なる世界観に浸る。

テキスト=IMA

半世紀にわたってタイムレスなアメリカンスタイルを確立してきたラルフ ローレンは、アパレル、フットウェア&アクセサリー、ホーム、フレグランス、ホスピタリティの5つのカテゴリーで製品を展開し、その代名詞である上質な暮らしのアートを提案してきた。ラルフ ローレン ホームは、1983年に総合的なホームコレクションとして発表され、クラフトマンシップと職人技によって作り上げられるラグジュアリーブランドとして、世界屈指のホームファニシングブランドのひとつに数えられている。暮らしに寄り添いながら時代に左右されないアイテムを、卓越したクオリティーのもとエレガントな素材を用いて生み続けている。これまでに、アメリカ西部を象徴するようなハリウッドの華やかさやモダンなビーチハウスのシンプルさ、英国風邸宅の壮麗さを持ち合わせ、映画のような世界観で業界のリーダーとしての地位を築いてきた。

ラルフ ローレンのホームコレクション


2022年6月、第60回を迎えたイタリアの家具見本市(サローネ・デル・モービレ)において、ラルフ ローレン ホームの世界を体験することができる場所Ralph’s Milanが、一週間限定の招待・予約制で公開された。会場となったのはミラノの中心部に位置するパラッツォ ラルフ ローレン。1999年以来ラルフ ローレンのミラノ本社として使用されてきた、約1,115平方メートルの広さを誇る建物は、イタリア人建築家ミーノ・フィオッキが設計し1941年に完成させたものだ。緑色のサーペンタイン大理石の壁の向こうに広がるこのパラッツォでは、まるで映画に登場する郊外にたたずむ私邸のように、ミラノの街の喧騒から離れたくつろぎの時間をゲストに提供してくれる。Ralph’s Milanはアメリカ流のライフスタイルと、時代を超えたデザインを称賛する場所として、上質な暮らしのアートピースが至るところにちりばめられた空間となった。


Ralph’s Milanについてラルフ・ローレンはこう語る。「私はいつも、世界中の人々が夢を実現する姿にインスパイアされてきました。とりわけミラノの街は、洗練された美しさと歴史が私の琴線に触れたのです。そのミラノの中心部の本拠において、華麗なパラッツォに住むという私の個人的なビジョンを皆様と共有できることに、私は興奮の思いを禁じ得ません」

また、同時期に開催されたミラノデザインウィークに合わせて、2022年秋のホームコレクション「パラッツォ」が発表された。このコレクションには、現代的に再解釈されたラルフ ローレンのクラシックなエステートライフスタイルが反映されている。今シーズンはバーガンディやハンターグリーンといった宝石からインスパイアされた深いカラーパレットを中心に、タータンプリントから、上品で大胆なゼブラプリントやペイズリーまで、多様でアイコニックなファブリックが豊富に取りそろえられた。例えば、シャンデリアや燭台は、ヴィンテージの雰囲気を残した真鍮で装飾されている。ウールタータンやイタリアンベルベット、ペイズリー柄のスローピローやドレープカーテンは、秋から冬にかけて部屋を豊かに彩ってくれるだろう。レセプションルームの、ムーアセンターホールテーブルには、贅沢なマホガニー板を使用し、エレガントな曲線の支柱とその側面には繊細な彫刻が施され、シンプルながらも惹きつけられる。

優れた職人技を駆使したクラシックな家具は、パラッツォ ラルフ ローレンのエレガンスと洗練を表している。アメリカらしい伝統を守りながら新しい感性を次々に取り入れていくラルフ ローレン ホームは、2022年12月中旬、ショールームを東京にオープン予定。今後のコレクションも目が離せない。

https://corporate.ralphlauren.com/

  • IMA 2022 Autumn/Winter Vol.38

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