アントワープ州立写真博物館で開催中の展覧会「The Still Point of the Turning World – Between Film and Photography」では、批評家・作家として活躍するデヴィッド・カンパニーがキュレーションを手がけ、写真と映像の境界を探る試みとして24人の著名写真家の作品が展示されている。写真家が映像を用いた作品と、映像作家が写真を用いた作品を織り交ぜて展示し、ふたつのメディアの境界に横たわる差異、そしてその美を探る。
日本からは杉本博司、現在ヴェニスビエンナーレのベルギー館代表に選ばれているディルク・ブレックマンが参加するなど豪華なメンバー。また、ポール・グラハム、ジョン・ステザカーなど写真作品で知られる作家はどのようなアプローチを見せるのか。展覧会図録がKehrerから刊行されているので、ぜひチェックしてほしい。
【参加作家】
Morten Barker (DK), Dirk Braeckman (BE), David Claerbout (BE), Manon de Boer (NL), Jason Dee (UK), Nir Evron (IL) Mekhitar Garabedian (BE / SY ) Geert Goiris (BE), Paul Graham (UK), Guido Guidi (IT), Mark Lewis (CA), Louis Lumière (FR), Mark Neville (UK), Lisa Oppenheim (US), Raqs Media Collective (IN) John Smith (UK), John Stezaker (UK), Hiroshi Sugimoto (JP), Ana Torfs (BE), Michiel van Bakel (NL), Jeff Wall (CA)
Text: Sawako Fukai
タイトル | 「The Still Point of the Turning World – Between Film and Photography」 |
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会期 | 2017年6月23日(金)〜8月10日(木) |
場所 | アントワープ州立写真博物館(ベルギー) |
URL | https://www.fotomuseum.be/en/exhibitions/between-film-and-photography.html |
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