Foundation Henri Cartie-Bresson’s

パリのアンリ・カルティエ=ブレッソン財団が移転オープン

AREA

フランス

23 October 2018

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パリのアンリ・カルティエ=ブレッソン財団が移転オープン | Plage, village de Puri, Inde, 1980 © Martine Franck / Magnum Photos

Plage, village de Puri, Inde, 1980 © Martine Franck / Magnum Photos

写真美術館アンリ・カルティエ=ブレッソン財団(Foundation Henri Cartie-Bresson’s)がパリ・マレ地区に移転、11月6日(火)に再オープンする。

アンリ・カルティエ=ブレッソン財団(以下FHCB)は、2003年にパリ・モンパルナス地区に建設された。以来15年間ブレッソンの常設展と数多くの企画展を開催してきたFHCBは、ジュ・ドゥ・ポム美術館やヨーロッパ写真館、LE BALに並んでパリで最も重要な写真美術館のひとつだ。

Fondation HCB, 79 rue des Archives, mars 2018 © Cyrille Weiner

Fondation HCB, 79 rue des Archives, mars 2018 © Cyrille Weiner

マレ地区の新しい建物は、学校団体や身体障害者の受け入れにより適した空間を目指し、道路沿いの1階に以前の約2倍の広さの展示スペースを設けている。またマレ地区は洗練されたセレクトショップや先鋭的なギャラリーが立ち並ぶパリジャン文化のハブともいえるエリア。FHCBのさらなる文化的影響力が期待されている。

この新たなスタートに伴い11月6日から翌年2月10日にかけて開催されるのは、ブレッソンの妻で、写真家のマルティーヌ・フランク(1938年~2012年)の回顧展。ベルギーのアンテワープで生まれたマルティーヌは、1960年代に「Life」や「The New York Times」で報道写真や著名人のポートレートを発表し、1970年に30歳上のブレッソンと結婚。1980年からはマグナムの会員として32年間活躍した。

「私は人が好きです。人生はとても複雑ですが、私は人が何かを達成する姿、また何かに情熱を燃やしている姿に強く惹かれるのです」と語ったマルティーヌは、常に社会活動に高い関心を持ち、女権運動が盛んな時期には世界各国へ撮影に出向いていた。

純粋さと人間らしさ、また自尊心と他人への敬意をバランス良く持ち合わせていた女性、マルティーヌ。その絶妙なバランス感覚は彼女の写真にも現れている。気品高く、同時に慈悲深いマルティーヌの写真は、マルティーヌという女性そのものの表象なのかもしれない。

パリへ訪れた際は是非、マレ地区の新しくなったFHCBで展示を見て頂きたい。

タイトル

「Martine Franck」

会期

2018年11月6日(火)〜2019年2月10日(日)

会場

アンリ・カルティエ=ブレッソン財団(フランス)

URL

http://www.henricartierbresson.org/en/

Quartier de Byker, Newcastle upon Tyne, Royaume-Uni, 1977 © Martine Franck / Magnum Photos

Tory Island, Comté de Donegal, Irlande, 1995 © Martine Franck / Magnum Photos

Ballymun, quartier nord de Dublin, Irlande, 1993 © Martine Franck / Magnum Photos

Martine Franck photographiée par Henri Cartier-Bresson, Venise, Italie, 1972 © Henri Cartier-Bresson / Magnum Photos

Piscine conçue par Alain Capeillères, Le Brusc, été 1976 © Martine Franck / Magnum Photos