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Vol.4 高崎から発信する新しい現代写真の波
2016年は都内にいくつかのギャラリーの大移動があったが、2017年最初に新しいスペースとして紹介したいのが、群馬県高崎市にオープンしたばかりのギャラリー。1月15日にオープンしたrin art associationでは、現代美術家である鬼頭健吾の個展「cart wheel galaxy」を2フロアで開催中。残りの1フロアでは、滝沢広や片山真理、鈴木のぞみら所属アーティストによるグループ展が開催されている。
同じく高崎のガトーフェスタ ハラダ本社ギャラリーでは、片山真理の個展「19872017」がスタートする。片山は先天性の四肢疾患により9歳の時に両足を切断し、以後義足で生活している。彼女が自分自身をモチーフにしたセルフポートレイトは、いま国内の美術展で多数取り上げられている。今回の展示では、自身の生まれた1987年からいままでに至る歩みを、代表作によってたどる試みとなっている。本ギャラリーは2008年にオープンし、2011年から現代美術を中心に展示を始めてきた。
この2つのスペースはともに、コレクターでもある原田崇史の運営によるもの。新世代コレクターの新しいギャラリーや現代写真をめぐる活動によって、若手写真家の活躍の場は、東京以外の土地にも静かに広がっている。
タイトル | 鬼頭健吾「cart wheel galaxy」 |
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会期 | 2017年1月15日(日)~3月19日(日) |
会場 | rin art association(群馬県) |
時間 | 11:00~19:00 |
休廊日 | 月火曜 |
URL |
タイトル | 片山真理「19872017」 |
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会期 | 2017年1月21日(土)~2月8日(水) |
会場 | ガトーフェスタ ハラダ本社ギャラリー(群馬県) |
時間 | 10:00~19:00 |
休廊日 | 会期中無休 |
URL |
© Mari Katayama
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