Ruth van Beek

注目作家の作品を毎日配信!第128弾はルース・ファン・ビーク

〈The Oldest Thing〉

オランダ人の写真家、ルース・ファン・ビークは、ファウンドフォトを切り貼りしたり、時には彩色したりして、元の文脈から切り離し、イメージを再構築するアーティスト。彼女にとって古書を中心としたイメージアーカイブは、道具や素材、またコンテクストを生み出すものであり、それらに物理的に介入することで不思議なかたちを作り、作品に息を吹き込んでいく。2023年にオランダの出版社、Van Zoetendaal Publishersより刊行された作品集『The Oldest Thing』には、ファウンドフォト、コラージュ作品、ペインティングなどが収録された。512ページにわたるこの1冊は、日々の暮らしの中での営みへのオマージュでもあり、日常の向こう側に存在する不思議な世界を提示している。

ルース・ファン・ビーク

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