「IMA next」テーマ“MISTAKE”、グランプリ受賞者が決定

誰もが応募できるオンラインの写真コンテスト「IMA next」第36弾のテーマ「MISTAKE」のグランプリ受賞者が発表された。

IMAプロジェクトが主宰する「IMA next」は、2019年に発足した誰もが応募できるグローバルなオンライン写真コンテスト。毎月国内外の多彩なゲストを審査員に迎え、月ごとにひとつのテーマを掲げ、応募の中から優れた作品を選出し、プラットフォームとして新たな才能の発掘を目的としている。

第36弾「MISTAKE」のグランプリは、リ レイイク「ローリング・ストーン」。審査員を務めたエリック・ケッセルスは、選評として下記のように述べている。

“直感的なスピリットと偶然とセレンディピティによって作られた非常に詩的な一連の写真。私たちのいる複雑な世界の抽象画。この作品にはすべてが含まれており、ストーリーとメッセージは、その成り行きのコントロールを失うことで作られます。写真家が制御不能になるとたいてい、美しい、予期せぬ出来事が起こります。この作品は「過ち」の真のグランプリです。”

なお、ショートリストにはGuoJing、苅部太郎、山口雄司、永田晶子、SUNQI、eunjaejoeの6名の作品が選ばれた。公式サイトにはショートリストの選評と受賞作品がそれぞれ掲載されている。

疫病、戦争、不況、政変…全世界は崩壊していく。

この不条理な世界で私たち人間が生きていくことに意味があるのだろうかと、 じわじわと考えさせられた。

人間はこの自分が作った世界の中に、ルールを作ったり、破れたりすることを 繰り返するのである。 昔から今までそうだった。

そこで、私は「写真」を媒介として、「人」にカメラを向ける。何回の複写を 通し、抽象的な画像で私たちが直面している世界の不条理に