小原一真トーク「Exposure - 被爆・露光・露出－チェルノブイリを伝える」、福島・東京で開催

小原一真は1985年、岩手県生まれ。ロンドン芸術大学にてフォトジャーナリズムの修士を取得。2015年2月から1年2カ月にわたって撮影を行った「Exposure」プロジェクトは、世界報道写真コンテスト「人々の部」での1位受賞を始め、国外でさまざまな賞を受賞。2015年よりロンドンにベースを移し、現在はヨーロッパと日本を拠点に活動を行っている。

本イベント「Exposure – 被爆・露光・露出－チェルノブイリを伝える」は、小原のプロジェクト「Exposure」のポートレートの被写体となったマリアの来日にあわせて開催されるトークイベント。

小原は、妊娠約5カ月の母親の胎内で被爆をしたマリアと出会い、認知され難い彼女の病気、そして幼少期から続く見えざる苦しみを伝えるため、表現に苦心しながら写真作品「Exposure」を発表。またマリアは、画家としてチェルノブイリの記憶に対する表現を始め、アーティスト・マリコとして活動している。

チェルノブイリの被害者としてのマリア、アーティストとしてチェルノブイリを伝えるマリコ、また写真家としてチェルノブイリを伝える小原のさまざまな視点から30年前に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故とその影響、そして表現について考えていく。

なお本イベントは福島、東京と2日間にわたって開催される。