タイ出身の映画監督にして美術作家・アピチャッポン・ウィーラセタクンの代表的な長編映画3作が、渋谷のシアター・イメージフォーラムにて8月11日(土)から特集上映される。
アピチャッポンは2010年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた『ブンミおじさんの森』が劇場公開されて以来、日本でも多くのファンを獲得して来た。2015年のカンヌ国際映画祭に出品した集大成的な傑作『光りの墓』を最後に長編映画を発表していないが、現在は次回作の準備中であり話題を呼んでいる。これまで故郷であるタイ東北部の伝説や民話、個人の記憶、土地の記憶から数々の映像作品を制作し続けてきたアピチャッポンの新たなステージが始まるこの機会にもう一度、長編映画の代表作3作をスクリーンで見よう、というのが今回の特集上映の目的だ。
今回上映されるのは『世紀の光』(2006)、『ブンミおじさんの森』(2010)、『光りの墓』(2015)の3作。特別企画として『光りの墓』上映前に短編『国歌』の上映も行われる。タイの映画館では映画本編を上映する前に国歌が流れ、観客が起立する慣習があるが『国歌』はその慣習をアピチャッポンらしいやり方で映像にした短編作品だ。
また『世紀の光』と『光りの墓』上映前には、アピチャッポンから日本のファンに贈られたメッセージ動画も披露される。
タイトル | 「アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ 2018」 |
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会期 | 2018年8月11日(土)~9月7日(金) |
会場 | シアター・イメージフォーラム(東京都) |
料金 | 【一般】1,500円【学生・シニア】1,200円 |
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