現代美術作家・杉本博司が映像監修を手がける「新作能『媽祖(まそ)』―劇場版―」が、1月15日(日)に小田原三の丸ホールにて開催される。
航海や漁業の守護神として台湾で篤く信仰される道教の海洋を守る女神、媽祖を疫禍に苦しむ現代への祈りのストーリーへと昇華させた本作は、江之浦の海に着想を得て制作された。観世流 片山九郎右衛門がシテ方をつとめ、共演者には野村萬斎、茂山逸平などを迎える。
舞台には能舞台としての所作板もなく、床面や壁面もすべて「黒」尽くしという異例のブラックボックスの空間の中に、高さ2メートル×幅8メートルのLEDパネルを配置。映像とともに能のライブパフォーマンスが繰り広げられる。その映像コンテンツの監修を杉本が行い、また舞台美術として杉本の「五輪塔」「Lightning Fields」のイメージを用いた幔幕「道真幕」も登場する予定。
タイトル | 新作能「媽祖(まそ)」―劇場版― |
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日程 | 2023年1月15日(日) |
会場 | 小田原三の丸ホール 大ホール(神奈川県) |
時間 | 14:00~(開場:13:00) |
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