屋外型国際写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023」が、10月29日(日)まで東京駅東側エリアの全15会場で開催中。
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOは、世界的にも珍しい大都市の中心で開催される「屋外型国際写真祭」。世界水準のアーティストたちによる作品展示やパブリックプログラム、さらには、日本国内14の美大・専門学校と協力し開催する「STUDENT PROJECT」を通じて、同エリアが「次世代の写真文化を育むアジアのハブ」となることを目指し開催されている。
本年度のテーマは「LINK UP!」。メイン企画展の出展作家には、MoMAのNew Photographyにも選ばれているデヴィッド・ホーヴィッツ、第47回木村伊兵衛写真賞を受賞した新田樹らを迎え、東京を舞台にさまざまな作品を展開。メイン企画展のアーティストを含め、世界的に注目されるアーティストら約20組による10を超える展示プログラムと、9つのイベントプログラムを展開する。「フォトフェスティバル」ではあるが、現代のインフラとまでなった「写真」というメディアをさまざまな形で扱う作家たちをフィーチャーした企画展となっており、前述のデヴィッド・ホーヴィッツや、石毛健太、BIENによるアートプロジェクト「SCAN THE WORLD」など、既存の写真という枠に留まらない作家たちの作品を含む多様な表現の企画展となる。
また、新田樹を東京スクエアガーデンで大々的にフィーチャーし、木村伊兵衛写真賞受賞作となった「サハリン」と合わせて初公開となる新作「鏡」が展示される。ほかにも、村越としや、濱田祐史、山元彩香といった実力のある写真家たちが京橋で新作を撮り下ろし、かつ詩人と一緒に合作を創りだす「Tokyo Dialogue 2023」。また、故・山崎博や、山崎の盟友であり、映像作家でもある萩原朔美の70年代・80年代の作品を見せるといった展示も。社会に於ける「アート・フォト」の更なる可能性を発信する。
タイトル | 「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023」 |
---|---|
会期 | 2023年10月7日(土)~10月29日(日) |
URL |