植田正治(1913-2000)は、鳥取県境港市を拠点に生涯にわたって遊び心あふれる写真世界を提示し続けた作家。砂丘を背景とした演出写真は、ユーモアとシュールな詩情、ポリフォニーをたたえたイメージで70年代フランスを始めとするヨーロッパでの評価を不動のものとし、Ueda-cho(植田調)は世界共通語となった。
『植田正治作品集』(河出書房新社)の出版記念として開催される本展「もうひとつの風景」では、演出写真で知られる植田のあまり知られていないストレートフォトの名作品集『音のない記憶』を取り上げ、植田自身初のヨーロッパ旅行から生まれたイメージと、いくつかの代表的な作品をゼラチンシルバーのオリジナルプリントで展示する。
なお、会期中には写真史家・金子隆一や写真評論家・飯沢耕太郎によるトークイベントが開催されるほか、「SHOJI UEDA 2018 CALENDAR」などのオリジナルグッズの販売も行われる。
タイトル | 「もうひとつの風景」 |
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会期 | 2017年3月8日(水)~4月8日(土) |
会場 | Books and Modern(東京都) |
時間 | 12:00~19:00 |
休廊日 | 日月曜 |
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