マグナム・フォトに所属し、報道分野において数多くの重要な仕事を成し遂げてきた、フランスを代表する写真家、レイモン・ドゥパルドン。その写真展が、銀座、シャネル・ネクサス・ホールの今年度最後の企画展として開催される。
1964年、先の東京オリンピックを取材するため初めて日本を訪れたドゥパルドンは、その後メキシコ、ミュンヘン、モントリオールと歴代オリンピックを写真に収め、1980年モスクワ大会までの作品をまとめた写真集『J.O.』を出版。同書はロングセラーを続ける一冊となっている。そして2016年、ドゥパルドンは再び2020オリンピック・パラリンピック競技大会をひかえた東京を訪れ、カラーでの撮影を行った。
本展では、ドゥパルドンが撮影した東京の過去作とともに、カラーによる撮り下ろし作品を併せて展示。稀有な写真家の目を通して撮られたこれらの作品群は、世界中で尊敬を集める芸術家の、過去と現在を象徴的に示すものとなりそうだ。
また同時期にはドキュメンタリー「旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス」が全国で公開されるほか、飯田橋のアンスティチュ・フランセ東京にて、ドゥパルドンの映画特集が上映される。あわせてチェックすれば、ドゥパルドンの写真展をより楽しむことができるだろう。
タイトル | 「DEPARDON/TOKYO1964-2016」 |
---|---|
会期 | 2017年9月1日(金)〜10月1日(日) |
会場 | シャネル・ネクサス・ホール(東京都) |
時間 | 12:00~20:00 |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。