1970年代から一貫して《光》の探究を続け、今年6月、65歳で逝去した田原桂一。彼が直前まで準備を行っていた展覧会、田原桂一「光合成」with 田中泯が9月9日(土)より品川・原美術館で開催される。
二人は1978年秋のパリでの出会いを機に《光と身体の関係性》の探究をスタート。ヨーロッパ、アメリカ、日本など、さまざまな都市や大自然の場と切り結び、異なる光や大気や季節に反応するダンサーを、写真家がイメージに焼き付けるフォトセッションを1980年まで続けてきた。そして2016年に《原点回帰》を決めた二人は、過去のコラボレーションを写真集『Photosynthesis1978-1980』にまとめると同時に、36年ぶりにフォトセッションを再開、新作を撮り始めた。
本展で展示される写真46点は、新旧のコラボレーション作品の中から選び抜かれたもので、展覧会形式では日本初公開となる。さらに会期中は、このコラボレーションの締めくくりとして、田中が「第5回ハラアニュアル展」(1985年)以来となる原美術館でのダンスパフォーマンス「田中泯 オドリ」を行う。全3回、いずれも参加申し込みが必要なので、早めにチェックすると良さそうだ。
タイトル | 田原桂一「光合成」with 田中泯 |
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会期 | 2017年9月9日(土)〜12月24日(日) |
会場 | 原美術館(東京都) |
時間 | 11:00〜17:00(祝日を除く水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで) |
休館日 | 月曜(9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日 |
入場料 | 【一般】1,100円【大高生】700円【小中生】500円(原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は一人100円引) |
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